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【海外生活必須アイテム】変圧器・変換プラグの違いと役割

記事内に商品PRを含む場合があります

こんにちは、kaigai gurashi(@kaigai_gurashi)運営者のuriです。

今回は、海外に日本の家電を持ち込んで使う場合の必須アイテム「変圧器と変換プラグ」の違いと役割を紹介します。

正しく使用しないと故障や発火の原因になるので、渡航前に正しい使い方を知って海外でも安全に日本の家電を使える準備をしておきましょう。

変圧器と変換プラグの役割

変圧器

電圧を変換する機器

変換プラグ

電源プラグの形をコンセントの形に合わせるために取り付ける製品

目次

なぜ変圧器・変換プラグが必要なの?

電圧やコンセントの形は国によって様々

電圧やコンセントの形は国によって様々です。

電圧またはコンセントの形が異なる国では自国から持ち込んだ家電をそのまま使うことができません。

持ち込んだ国で家電を使えるように電圧やコンセントの形を調整するためのアイテムが変圧器と変換プラグです。

変圧器と変換プラグの役割

変圧器

電圧を変換する機器

変換プラグ

電源プラグの形をコンセントの形に合わせるために取り付ける製品

海外で日本の家電を使用する場合は、まず下記の2点を確認します。

  1. 持ち込む予定の家電が渡航先の国の電圧・周波数に対応しているか
  2. コンセントの形が合うか

変圧器を買う場合は、消費電力にも注意が必要です。
詳細はこちらをご覧ください。

パターン別で必要なアイテムは下記の通りです。

変圧器電圧が異なる
変換プラグコンセントの形が異なる
両方電圧・コンセントの形の両方が異なる

実際に使う際は、下記の順番でつなぎます。

コンセント ー (変換プラグ) ー (変圧器) ー 家電
※必要のないものは飛ばしてつないでOKです。

周波数が異なる場合は、そのまま使える・性能が変わる・使えないものがあります。

日本・海外の電圧とコンセントの形

電圧が対応しているかとコンセントの形が合うかどうかを確認するためには、まず日本と海外の電圧とコンセントの形を知る必要があります。

日本の電圧とコンセントの形

電圧:100V

コンセントの形:Aタイプ

世界の家庭電圧は110~240Vが一般的で、日本の家庭電圧100Vは世界的に見て最も低い電圧です。

日本の家電を変圧器なしで海外で使った場合、海外の高い電圧に耐えられず故障や発火する恐れがあります。

変圧器を使って電圧を日本の家電に対応した100Vまで下げる必要があります。

逆に、海外の家電を日本で使う場合は電力不足で使えないので電圧を上げる必要があります。

海外の電圧・コンセントの形は国によって異なりますので、変圧器メーカーや家電量販店が作成しているリストを参考にご確認ください。

変圧器について

変圧器とは?

変圧器は、電圧を変換する機器です。

高い電圧を低くしたり、低い電圧を高くしたりして調整することで、電圧の異なる国でも自国の家電を使うことができます。

変圧器には、変換する電圧によっていくつかの種類があります。

ダウントランス高い電圧から低い電圧に変換
アップトランス低い電圧から高い電圧に変換
アップダウントランスダウントランスとアップトランスの両方ができる
マルチトランス世界各国の電圧に対応

海外で日本の家電を使う場合は、ダウントランスの変圧器が必要です。

海外対応製品なら変圧器は必要なし!

海外で日本の家電を使う場合に、必ずしも変圧器が必要というわけではありません。

「INPUT(入力・定格電力)○○V-○○V~」と表示のある家電は、その電圧の範囲内であれば変圧器なしでも海外で使えます。

例)下の写真の場合は、100Vから240Vなので基本的にどこの国でも変圧器は必要ありません。

※携帯やパソコンなどのモバイル端末の充電器は基本的に海外対応になっています。

変圧器の種類

変圧器には、下記の2種類があります。

  1. トランス式
  2. 電子式

いざ使おうと思った時に使えないことがないように、違いを理解して変圧器を選びましょう!

トランス式

内蔵されたコイルで変圧する変圧器です。

シンプルな構造なので、容量さえオーバーしなければ大半の家電に使うことができます。

メリット

  • 容量に気をつければ、電子式で使えない家電にも使える

デメリット

  • 容量が大きくなればなるほどコイルの量が増え、サイズ・重量・価格が増加する

消費電力の大きな熱器具を使う場合は、容量の大きい電子式を選びましょう。
※熱器具でも電子式変圧器で使えない製品がありますのでご注意ください。

電子式

電子回路の通電量で変圧しているように見せかける変圧器です。

軽くて容量も大きいですが、熱器具(熱を発する製品)のみにしか使うことができません。

メリット

  • トランス式より軽量
  • 容量の大きな熱器具にも使える

デメリット

  • 熱器具でも使えない製品がある
  • 使えない製品を判断するのが難しい

熱器具でも使えない製品

熱器具でも、温度調節機能・液晶表示・マイコン内蔵・ACモーター付の製品や映像・音響機器は使えません。

ナノケアドライヤー、ナノイオン付・デジタルモーター付・マイクロプロセッサー付のヘアドライヤー・ヘアアイロンも使えないため特に注意が必要です。

※使用時は必ず使用する変圧器・家電の表示をご自身でご確認ください。

消費電力に注意!

消費電力とは・・・

家電を動かす時に消費される電力

変圧器を買う場合は、電圧以外に使う家電の消費電力をカバーできる容量のものを選ぶ必要があります。

消費電力の大きな家電を容量の小さな変圧器で使うと、変圧器で供給できる量を上回ってしまい変圧器の故障の原因となります。

消費電力の表記は・・・

「W(ワット)」もしくは「VA(ボルトアンペア・ブイエー)」

どちらの表記も見つけられない場合は下記の計算で求めることができます。

電圧(V)×電流(A)=VA

例)下の写真の場合は、「渡航先の電圧(V)×0.3A」となります。

1台の変圧器で複数の家電を使用する場合は、合計の消費電力が変圧器の容量を超えないように注意しましょう。

容量は余裕のあるものを(安全マージン)

長時間の連続使用や熱器具・モーター内蔵品の家電をつなぐ場合は、変圧器の容量に余裕を持って使うように推奨されています。(安全マージン)

安全マージンはメーカーや製品によって異なりますが、基本的に1.25~3倍に設定されています。

安全マージンはメーカーや製品によって異なりますので、必ずご使用の変圧器の表示をご自身でご確認ください。

長時間連続して使う場合(30分または1時間以上)

変圧器の容量が消費電力の1.25倍以上あるものが推奨されています。

消費電力(W)×1.25

モーター内蔵品を使う場合

変圧器の容量が消費電力の1.25~3倍以上あるものが推奨されています。

消費電力(W)×1.25~3

熱器具を使う場合

変圧器の容量が消費電力の1.25~3倍以上あるものが推奨されています。

消費電力(W)×1.25~3

変圧器の選び方

STEP
家電の入力電圧を確認

100-240V:変圧器不要

100V:STEP2へ

※周波数が異なる場合は、そのまま使える・性能が変わる・使えないものがあります。

STEP
家電の消費電力&渡航先の国の電圧を確認
STEP
消費電力をカバー・渡航先の国の電圧に対応した変圧器を購入
  • 長時間連続して使う場合(30分または1時間以上)
    消費電力の1.25倍の容量を持つもの
  • モーター内蔵品を使う場合
    消費電力の1.25~3倍の容量を持つもの
  • 熱器具を使う場合
    消費電力の1.25~3倍の容量を持つもの

1台の変圧器で複数の家電を使用する場合は、合計の消費電力が変圧器の容量を超えないように注意しましょう。

変換プラグについて

変換プラグとは?

変換プラグは、電源プラグの形をコンセントの形に合わせるために取り付ける製品です。

コンセントの形は世界各国で異なり、約8種類ほどの形があります。

変換プラグを買う場合は、差し込みプラグとプラグ受けの形が家電と家電を使う国のコンセントの形と対応しているものを選ぶ必要があります。

変換プラグの種類

変換プラグには、下記の2種類があります。

  1. 特定の形状をしたタイプ
  2. マルチタイプ

特定の形状をしたタイプ

1つの形にのみ対応した変換プラグです。

特定の形でしか使うことができませんが、軽量で1つ数百円と低価格です。

個人的には、ヤザワの製品が壊れにくくておすすめです!

おすすめする人

  • 1か国のみに滞在する人
  • 特定の国に長期滞在する人
  • あまり海外に行かない人

軽量なので長期滞在で頻繁に使用する場合には使い勝手が良いです。
使う家電の数に合わせてたくさん買っても安価なので負担になりません!

マルチタイプ

1つで様々な形に対応できる変換プラグです。

対応できる形状が多い分サイズはやや大きく価格も数千円ほどしますが、1つあればほとんどの国で使うことができます。

おすすめする人

  • 一度に複数の国に行く人
  • よく海外に行く人

旅行では毎回行き先が変わることも多いので、1つ持っておくと便利です。
長期滞在の場合に日常使いするにはかさばります。

筆者からのアドバイス(長期滞在の場合)

海外では、海外対応製品を除き、ほとんどの場合で変圧器・変換プラグが必要になります。

変圧器は決して安いものではないので、変圧器が必要な家電はどうしても持参したいもの以外、現地で購入するのが良いと思います。

変換プラグは海外対応になっているモバイル端末などにも必要なので、さしっぱなしにしておけるようにたくさん持って行くのがおすすめです。

まとめ

変圧器・変換プラグについては、日本で生活しているとあまり気にすることはありませんが、海外で生活する場合は必ず知っておきたい知識です。

ひとつひとつの確認作業はそんなに難しいものではなく、順序に沿って確認していけば購入するべき商品がわかります。

変圧器と変換プラグの役割

変圧器

電圧を変換する機器

変換プラグ

電源プラグの形をコンセントの形に合わせるために取り付ける製品

パターン別で必要なアイテムは下記の通りです。

変圧器電圧が異なる
変換プラグコンセントの形が異なる
両方電圧・コンセントの形の両方が異なる

変圧器は下記の手順で、適切なものを選びましょう。

STEP
家電の入力電圧を確認

100-240V:変圧器不要

100V:STEP2へ

※周波数が異なる場合は、そのまま使える・性能が変わる・使えないものがあります。

STEP
家電の消費電力&渡航先の国の電圧を確認
STEP
消費電力をカバー・渡航先の国の電圧に対応した変圧器を購入
  • 長時間連続して使う場合(30分または1時間以上)
    消費電力の1.25倍の容量を持つもの
  • モーター内蔵品を使う場合
    消費電力の1.25~3倍の容量を持つもの
  • 熱器具を使う場合
    消費電力の1.25~3倍の容量を持つもの

変換プラグの種類

  1. 特定の形状をしたタイプ
  2. マルチタイプ
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